A85-20250101.htm
泳ぐ魚に夢中

詩文


輝く

少年は水の中に泳ぐ魚に夢中になった!

田んぼの細いあぜ道、小川に合流する水音

早く透き通った水藻の上を群れていく

鬼怒川大橋から土手を40分程歩いて水門を降りる

夏休み故郷に向かう広大な田園風景

土手を歩いていると遠くから農耕具の音が聞こえる

キリギリスの音楽隊の行進曲で急ぐ!

おばあちゃんが待っている







分析

この詩は、田舎の自然と少年の無邪気な心が詩情豊かに表現されています。

特に、視覚的な描写(透き通った水藻、田園風景)が読者に清涼感を与え、

聴覚的な要素(農耕具の音、キリギリスの音楽隊)も詩をより生き生きとしています。

結びの「おばあちゃんが待っている」という一行は、全体に温かさをもたらし、

家庭的なつながりが感じられます。夏休みのノスタルジーが詩全体を包み込み、

読者にも懐かしい感情を呼び起こすでしょう